10年前の転職体験記。就職先を決めずに辞めたあの頃は、若かった…。

10年勤めた会社を今月辞めます。残すところ1日となりました。
10年前に転職した時、もう他へ行くことはないだろうと思っていたのに、3.11起きるわ事業傾くわ不正会計問題起こして事業再編しまくるわ、人生何が起きるか分かりませんね…。
今回のは次回の転職体験記に回して、この記事は10年前の体験記になります。これ思い返すと、ホント住宅ローン組んでる場合じゃないわ…。
転職を考えている人に、少しでも役立つ情報となれば幸いです。

転職の動機

10年前、転職を考えた動機は、当時の会社で直属のプロジェクトリーダーが心を壊して休職するまでを目の当たりにしたことと、サブリーダーを務めていた自分に次のリーダー職が回ってきそうだったこと。
当時参画していたプロジェクトに限らず、心の健康を害して休職となったメンバーが全体の1〜2割程度いて、更に予備軍もいるという状態でした。
平日は夜遅くまで、土日も出る人多かったしなぁ… 自分含めて。

まずは転職サイトのエージェントを味方につける

転職を決意したら、その動機が後ろ向きであれ前向きであれ、まずは転職サイトにアカウント登録し、エージェントを味方につけることからスタートするのが良いです。
孤独な戦いになることも多いと思うので、まず最初にその道のプロを味方にすると、とても心強い。
どこから漏れるか分からないので、職場の同僚には相談しない。と言いながら、外注さんには思いっきり相談してたけど。

エージェントに愚痴る

エージェントと面談すると、まず最初に転職の動機を聞かれます。当たり前ですが。
初対面な事もあって身構えてしまい、猫かぶった前向きな動機を話しがちですが… 相手はプロなので、そんな誤魔化しは通用しませんでした。愚痴大会になります。
でもそれは悪いことではなくて、誰でもそこからスタートするんだそうです。当時お世話になったエージェントの方が教えてくれました。愚痴から本音を汲み取って、本来自分が望む働き方や、やりたいことを実現するための手助けをしてくれます。
後ろ向きな理由だからと尻込みせず、まずは相談という名の愚痴聞き大会を開催しましょう。

余剰資金を確保する

投資の話ではありません。
自分の場合、転職を決意したは良かったんですが、平日は朝早くから夜遅くまで客先作業、土曜もほぼ出勤、日曜も時々… とデスマーチ状態だったため、並行して転職活動を進めることは不可能でした。
でもそのまま続けていては、倒れるのは時間の問題だったため…
これもエージェントに相談した上でですが、転職先を決める前に退職してしまいました。まだ書類選考用の書類を作成中の段階だったにも関わらず…。
自己都合で退職すると、失業保険を受け取れるまで3ヶ月の空白期間ができてしまいまうので、最低限その3ヶ月を乗り切る資金を貯めておくのが大切。転職を決意してからでは遅いので、常に持っといた方がいいですね。

(可能であれば)親のスネをかじる

自分の場合は、幸運にも同じ関東圏内に親が健在だったため、会社を辞めてすぐ親の家に居候させてもらいました。家賃無料なのは本当に助かった…。多謝。

辞めてから転職するか、転職(内定)してから辞めるか…

自分の場合、一般的にはリスクが高いと言われる、「次の仕事を決めずに退職する」という方法を取らざるを得ませんでした。確かにリスクは高いのですが、これも一長一短で。

退職してから活動を始める場合

全ての時間を転職活動に費やすことができるので、短期集中で転職先が決まります。自分の場合がそうでした。経歴書の作成や、企業研究、マッチング分析、志望動機の作成、面接時間の確保など、思うままにスケジュールを組めるのだから当然かもしれませんが…。
ただ、転職活動中はプーなので、安心して活動するには生活資金と住居の確保が大切ですね…。

現職を継続しながら転職活動を進める場合

どうしても現職を優先せざるを得ず、思うように進まないことが多いそうです。転職希望時期が後ろ倒しになることはよくあることで。
ただ、一定の収入を得ながら活動できるので、そういう意味での安心感はありますよね。親のスネをかじる必要もないので、誰にも迷惑をかけないという点もメリットか。

まとめ

転職活動そのもののノウハウは、転職サイトに登録すればエージェントが手取り足取り教えてくれるので、エージェントに教わりましょう。
転職する気はなくても、普段から余剰資金は貯めておきましょう。
そして、かじれるスネはかじっておきましょう。家賃タダの住居は本当にとっても助かります。
そして何より、自分の心身を大切にしましょう。心を壊した当時のプロジェクトリーダーとは今も交流がありますが、今でも後遺症を引きずっています…。一度壊した心が完治するには、とても長い時間がかかるようです。壊す前に逃げるのは、敵前逃亡ではなく、戦略的撤退だと思います。

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