中古物件を買ってDIYリノベする人が増えているのを見て、具体的に何をどれくらい時間かければ出来るものなのか?感触を知りたいと思い、この講座を受けてみました。
リノベーションEXPO JAPAN 2015「リノベーション学校」、DIYスクール校長による1時間の熱弁でした。
リノベーションて、なんとなく知ってるつもりでしたが、リフォームとは全く違うんですね。
リノベーション学校が過去に行った授業はこんな感じだそうです。
築40年の団地物件の内装材を一旦全て破棄し、リノベーションするスケルトンリノベーションワークショップ。
このワークショップは、プロの職人さんに日当を払って朝10時から17時までレクチャーと実務を行うもの。
どれほどの人が集まるか不透明だったが… 募集してみたら、やりたい!と手を挙げる人が殺到した。
DIYリノベを学びたい人が多く潜在していることの証明だと確信したとのこと。
そして、実際のところ、丸ノコとインパクトドライバーが使えれば、ほとんどの工事は素人でも出来てしまう。ただし、時間をかければという条件が付く。
例えば壁の塗装。
60平米の広さで塗料もろもろで経費は3万円程度。素人でも3日かければ出来てしまう。
簡易的な間仕切りLSGで壁の骨組みを作り、骨組みに石膏ボードを貼り付けることで、自分好みの間取りを作ることも比較的容易に出来てしまう。
屋根には防水シートを貼り、コンクリートの上に直接断熱材入りフローリング材を敷き詰め… といった作業を根気強く最後までやりきる覚悟は必要。
プロの職人さんに発注すれば、お金はかかるが必要な時間が劇的に短縮される、ということ。そしてその場合、技術も知識も自分に残ることはない。
戦後の住宅は安価に短期間で建物を作る必要があったため、30年程度しか保たないのがほとんど。
かつての日本は、100年保つ建物が主流だった。鎌倉、京都にある木造建築を見ればわかる。
そのかつての日本建築を取り戻すのも、スクールの目的。
例えば法隆寺は、1000年以上保っている。古いものをうまく残して使うのがリノベーションのポイントである。モジュールという観点が抜け落ちているのが現在の住宅。
日本の町並みを見ればわかるが、それぞれ思い思いに調和を考えず建てるものだから、全く綺麗ではない。
自分で1280万で購入したマンションをセルフリノベーションした時に持っていた夢をほとんど実現できなかった体験を通して思う。
作るもの、夢は、シンプルにしたほうが絶対いい。
1時間の講習でしたが、聴き入ってしまったせいか、20〜30分に感じました。
うーむ、このリノベーション学校、関東でもやってくれないものか…。
関西中心に活動してるみたいなんですよね…。