菜園体験をするべき3つの理由。

今日は記録的な猛暑の中、毎度お世話になっているコトモファームさんで草刈りや収穫等、農作業してきました。
昭島市って、住宅の隙間を縫うように畑があるのに、菜園として貸してくれるとこはものすごく少ない(というより無い)んですよね。
地元の農家さんと直接繋がれば借してもらえる余地があるみたいなので、最近見つけたこの↓サービスと提携すると面白そう。

何より、菜園体験したくてもできない人への橋渡しになるのは、すごく有難い。
あー暑い。畑の状態や野菜の育ち具合をリモート監視したり、スタンドアロンでセンサー情報をロギングするなりして溜めたデータを機械学習に応用してその年の収穫量とか予想できないかなー。
とか、炎天下で雑草を刈りながら悶々と考えていると… ふと、農園体験から得られることって色々あるよなー でもちゃんと列挙してみたこと無いなー ベスト3を挙げるとしたら何だろう? と思って挙げてみました。
ということで、

菜園体験をするべき3つの理由

です。

食料を入手できる

なんだかんだ言って、これですよね。
畑仕事しながら、その場で美味しい採れたて野菜が食べられます。

ただ、食料を得ることだけが目的だと、投資した時間や手間と比べて、得られる野菜の量(リターン)が少ないと感じるかも。
って、結構採れますけどね。ミニトマトも毎週鈴なり。

それでも、近くのスーパーや八百屋さんで買った方が、大量生産による恩恵で圧倒的に安い上、楽チンです。
実際のところ、自分の中では以降の理由の方が大きいです。

食べ物を作る過程を知る

人から聞いた話ですが、野菜が土の中で育つことを知らない大人もいるんだそうな。
土が付いた野菜が家に届いて、汚れた野菜を届けるなんてどういうこと? とクレームする人。
その話を聞いた時は「んなばかな」と思いましたが、、、 実際、普通のスーパーに並ぶ野菜を見ると、全部機械で徹底的に洗浄されているので、とても綺麗ですよね。土なんて1mmもついていない。

極端な話(実際はそうそうないけど)、もし、自分の子供が「食べ物はスーパーで買うもの」と思い込み、綺麗に洗浄された野菜しか見たことがなく、食べたこともない。
といった環境で育つと、先ほどのクレーマーさんがここにも一人誕生することになるのか…? これはまずい!ってことで、ガンガン土を触らせてます。
最初はワーキャー叫んで触れなかった虫にも触れるようになってきました。
よしよし。

食べ物にまつわる知識を得ようとするモチベーションが手に入る

コトモファームでは毎週日曜、野菜の育て方講習を開いてくれるので、交配種(F1)、固定種、連作障害、苗作り、雑草との戦い、農薬について、…などなど、本当にたくさんのことを教えてくれます。
特に「F1」とか「固定種」とか、最初聞いた時は何のことやら意味が分かりませんでした。
ちょっと話変わりますが、普通はそこの畑で採れた野菜から種を採り、次の年までとっといて撒くんだろうな、とか思いません? 思いますよね? 私はそう思ってました。
ところが。
普通にスーパーで売られている野菜の大部分はF1という一代限りのもので、農家さん達はその野菜から採れる種は使えず、次の年にはまた種を別のところから買わないといけない。
なんて事実を、それまで全く知りませんでした。
F1の恩恵ももちろんあるので良い悪い言うつもりは全くありませんが(固定種にもメリットデメリットあるみたいですし)、、、 開発費用がかかる上、特許も絡んでくるみたいですね。
種の特許といえば、遺伝子組換え大豆の話題の方が熱いですが、わざわざ遺伝子を組み換える目的って何だろうとか調べ始めると、農薬やそれに関係する企業や政治的な話に繋がって… 正直キリがありません。
が、自分や子供が口にする食料について、知らずに無関心でいたのは恐ろしいことだな、と正直思いました。
詳しいことはググって、怪しい情報はフィルタして、信用できる情報を取り入れて、身を守るための基礎知識として蓄積していかないといかんのですよね。

結論

要するに、目に見えるものとしては収穫物が得られます。
しかしそれ以上に、目に見えないものが得られます。
そして、目に見えないものの方が、得るものは大きいです。
そんなようなことを感じた、炎天下での農作業でした。
しかし、この暑さ、どうにかならないものか…。

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