自治体に売り込もうとしている某社製携帯充電スタンドを見積もってみたら…驚きの結果に。

とっても高コストな携帯電話充電スタンドを自治体に売り込む某社…。

スペックが気になるところだけど、イメージ画像を見た限りでは300W程度の太陽光パネルだろうか。
やはりと言うか… 数々の疑問の声。

でも実際、いくらで作れるものなのか?
ざっくり見積もってみると、まあ予想通りの結果に。

発電量全て漏らさず蓄電すると仮定した場合

1日6時間フルに発電できたとして、2.4kWh/日。
それを全部ため込むなら、YUASA製のPWL12V38Ahを新品で揃えたとしても、2.4kWh / (12V x 38Ah) = 5個、放電深度50%としたら10個必要か。
楽天でみたら1個7万円なので10個で70万円、エムソーラーさんなら327W太陽光パネルが6万円、チャージコントローラをMPPTでそれなりの物を用意したら10万円。
計86万円。
これにスタンドや蓄電池を地中に埋設する諸費用入れたら、100万円程度かな。

最大使用量を想定する場合

売り文句としては「携帯4台を充電」としか記載していないので、何とも言えないなぁ…。
仮にiPhoneを4台、1時間を12回(計12時間)、ゼロからフル充電すると仮定する。
1500mAh x 5V x 4台 x 12 = 360Wh
放電深度を考慮しても、最もコスト高な蓄電池が、PWL12V38Ah二個で済んでしまう…。
24時間稼働を想定しても四個か…。
計44万円。
スタンド等諸費用を14万円と仮定したので、58万円程度ということに。

まとめ

270万円はボリすぎでしょう。
引っかからないことを祈ります…。

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